2007-01-01から1年間の記事一覧

Topology via Logic

が届く。よさげ。Topology via Logic (Cambridge Tracts in Theoretical Computer Science)作者: Steven Vickers出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2008/08/21メディア: ペーパーバック購入: 1人 この商品を含むブログ (1件) を見る

Manifesto

DB

Introduction to Lattices and Orderを読みながらだんだんと考えがまとまってきたので書く。 ・データフロー ・複数の種類の構造 ・制約 上記の3つを自由に組み合わせることができるようにすれば、かなり便利なDBモデルができるのではないか、ということだ…

orderとかtopologyとかlatticeとか

プログラミングの意味論とかしらべてると、orderとかtopologyとかlatticeとかにぶちあたりまくる。 避けて通れないことにようやく気付く。

Introduction to Lattices and Order 1 Orderd Sets の Orderd sets

1.1 Order 一般的な順序の例から、順序の紹介。 transitivity, antisymmetric, strict, non-strict, comparabilityについて軽く。 1.2 Definitions orderの定義。reflexivity, antisymmetry, transitivity。 ordered set (= partially ordered set = poset) …

ということで

Introduction to Lattices and Order作者: B. A. Davey出版社/メーカー: Cambridge University Press発売日: 2002/04/18メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見るこれをのんびり読んでいきたいと思う。 あとは、た…

圏論勉強会

圏論勉強会、無事に初参加を果たして参りました。 ドメインセオリーのところがちょっと厳しかったです。 順序とか位相のあたりを勉強しようと思いました。まる。 みなさん、ありがとうございました。 そしておつかれさま>自分

ということで

さっそくIntroduction to Lattices and Orderを読む。 最初の方は以前読んだことがあるが、再度一番初めから。 第一印象としては大変初心者に優しい導入になっている。 でOrderd setsの話。 順序ってなんだっけ?と。 順序関係と、そのほかの関係の違いって…

"Categories, Types and Structures" 2.3.1 Definition (Exponential)

http://d.hatena.ne.jp/bonotake/20071028/1193584460 haskellでちょっとやってみた。 evalとカリー。 (***) :: (f -> f1) -> (g -> g1) -> (f,g) -> (f1, g1) (f *** g) (a, b)= (f a, g b)eval :: (a -> b, a) -> b eval (ba, a) = ba af :: (Int, Int) ->…

最近勉強がたのしい

圏論勉強会への参加を敢行するために、今週はあせりながら"CATEGORIES TYPES AND STRUCTURES "を中心にProductとExponentialとかを勉強した。http://staff.aist.go.jp/kinoshita.yoshiki/intro-cat20060911.pdfこちらに、 Mac Laneを読むのが結局近道 計算機…

業務アプリのデータ構造は、ほどほど複雑だ。 ほころびの多いアナロジーになってしまうが、忘却関手の話を読んだとき、業務アプリつくるときにRDBにデータをマップする作業を連想した。群とか全順序集合とか、数学的な構造は、集合+αで定義することが多…

SICPとかCTM(コンピュータプログラミングの概念・技法・モデル)とかと、メタマス!を読んで思うことは、 数学の公理体系と、計算モデルは似た性質があるなぁ、と。 ひとつの計算モデルがきまれば、そのうえにいろいろなアプリとかライブラリ(定理…

RDBとオブジェクト指向

なんか漠然とした話ばかりつづけてしまった。 ここらで整理しなおそう。 動機は、業務Webアプリを作ったときに、全体的に手法に無駄が感じられたこと。 使ったモデルは、RDBとオブジェクト指向。 痒いところに手が届かない感じだった。 具体的に、あれが…

昨日、こんなデータについて考えてみたことで、疑問に思ったこと。 色は赤、サイズは大、値段は1000円。 色は赤、サイズは小、値段は600円。 色は青、サイズは大、値段は1000円。 色は青、サイズは小、値段は600円。 普通、これをみたら、サイ…

メタマス!

むっちゃ面白い。何度も書いた気がするが。 理解は圧縮。というのを読んで、RDBの正規化と圧縮と規則性の関係とか関数をデータであらわすか値であらわすか、とかについて考えてたことを連想したので、ちょっと考えてみたい。 というか、理解は圧縮、そう…

すっきり

タグが最近「雑記」ばかりであまり機能してないな。 というのはおいといて。 やっと気付いた。なんでもやもやしていたか。 昨日コメントをもらってから、なにかもやもやしてしまって、昨日はぐだぐだしたことを書いてしまった。 で、やっとなんでぐだぐだし…

昨日、新宿紀伊国屋で「メタマス!」を買った。めちゃくちゃ面白い。 以下うろおぼえの後日ちゃんと書くためのメモ。 まだちょっとしか読んでないけど面白いとこはたくさんあって、 理解=圧縮すること っていうのが、こう「だよねー!」(ハトよめ風)とい…

デザインパターンは、モアレやうねりのようなものだと思った。 パターンとパターンが、近くて似ているが、ちょっとだけ違うと、もとのパターンより大きなパターンがでてくることがある。 もちろん、なんとなく似てるかな、と思っただけ。デザインパターンと…

補足

なんというか、先日書いたデザインパターン批判のようなことに対してつっこみをいただいたので補足をして見たい。 言いたかったことは、デザインパターンそのものに対する批判ではなくて、パターンを見つけたときに、どう対処すべきかを考えてみようというこ…

続き

で、すこしはなれるが、プログラミングをしていると、いろいろな抽象化のはなしがでてくるので、それをちょっと整理しておきたい。(実際の歴史的な順序をなぞることを目的としない。) まず有名なモデルというと、ノイマン型コンピュータというモデルがある…

昨日の続き

とにかく、オブジェクト指向、リレーショナルモデルとも、実際に今回開発しようとしたシステムにうまくはまって、いろいろと整理してくれるものではないと感じた。とにかく業務システムなので、まず大切なのは、値・情報としてのデータで、それをしまってお…

なにを書くか考えていて、なんにもまとまらないでぐるぐるしてしまったので、何を書くか全くきめずに書く。今、自分が研究しているのは、データ構造についてである。データ構造というと、計算機科学ではバイナリツリーとかリンクリストとか、そんなのが思い…

"Lectures on Semantics: The initial algebra and final coalgebra perspectives"

Exercise 1.1 p.6 Σ-structuresの具体例を、先のstructuresの4つのうちのΣ-structuresをのぞく最初の3つに対応づける問題。 1. , with . 一番目の例、Peano Structuresに相当する。syntaxは、先のΣ-structuresの定義では、 しかないので、 。 具体的には、m…

"Lectures on Semantics: The initial algebra and final coalgebra perspectives"

1.2 Examples of Syntax and Semantics p.4 のメモ(2) Σ-structures p.5 まず、signatureとしてΣが与えられる。 このとき、Σ-structures が、set Aと、 それぞれにつき与えられる により構成される。 ってのは、のような関数が用意されていて、\sigmaにつき…

"Lectures on Semantics: The initial algebra and final coalgebra perspectives"

1.2 Examples of Syntax and Semantics p.4 のメモ メモ syntaxの定義として、expressionのset E それに対して、structure =(A,...) と、meaning function []:E -> A を用意してsemanticsとする。structureの最初の要素Aは、structure のunderlying set. 数…

思いついたとこから(2)

DB

昨日の続き。 昨日書いたのは、部署がツリーになっているとき、主キーとしての部署コードと、 それに対する外部キーとしての所属部署コード、というカラムを持つテーブルを使えば、 ツリーをあらわすことができる。けれど、そのテーブルを見ただけでは、ツリ…

RDBMSへの不満(3)

DB

不満ばかり言っていてもしょうがない。 そんなことはわかっている。 とにかく、これまで実際に Zopeのオブジェクトデータベース、 DjangoのO/Rマッパー、SQLAlchemyのO/Rマッパーなどを使って開発を経験した中で、 いったいどこが、どういうふうに不満と感じ…

"Lectures on Semantics: The initial algebra and final coalgebra perspectives"

Introduction p.1 の内容メモ この講義はコンピュータサイエンスの学生向きである。 主題は、形式言語のmathematical semanticsの導入。 網羅を目指さず、syntaxとsemanticsが、どのように互いにdualになっているかという視点を与えることに注力する。 その…

initial algebraってなんだ?

foldについて調べていて、 Category Theory and Haskell 3 : Algebras and Monads http://www.alpheccar.org/en/posts/show/77 に行き、initial algebra とかF-algebraとかたくさん知らない言葉に出くわした。 わかりやすい説明を求めて、"Lectures on Seman…

RDBMSへの不満(2)

DB

RDBMSへの不満に対して、じゃぁXML DBMSではどうだ? とかObject(-oriented) DBMSならいいじゃないか、といった反応も多い。 XMLDBMSもしくはOODBMSを使えば、 ・構造が柔軟でない ・OOプログラミングと相性が悪いという点は、解消されるだろう、というかん…

RDBMSへの不満

DB

RDBMSに不満を感じてる人は結構多いらしい。 http://rblog-ent.japan.cnet.com/yam/2006/09/rdbms_a41b.html・オブジェクト指向開発と相性が悪い(インピーダンスミスマッチ) ・スケーラビリティが低い ・構造が柔軟でない不満の多くはこんなところだろうか…